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伝説のゲーム「プロ野球PRIDE」について #6 『トレード市場に潜む闇深い問題』

  皆さんこんにちは!第6回の今回は、今一度プロ野球PRIDEのメインコンテンツ『トレード機能』について切り込んで行こうと思います!トレード機能については第3回と第4回で説明していますので、是非そちらもご覧下さい!

  トレードで選手を交換したい場合、基本的にはトレード掲示板にて『自分が出す選手・自分が希望する選手』を提案として掲載します。以下に例をあげておきます。

(例1) 1壮烈TS阪神サンズ出します。煌監督20枚希望です。

→この場合1壮烈とはシーズン1の壮烈レアのことを指し、TSとはタイムスリップという特殊カードのことを指しています。その後に球団名があるとより丁寧です。

(例2) 1壮烈TS阪神サンズ(煌20)出します。

→この場合も例1と同様の提案になりますが、様々な選手を同時に掲示板に書く場合、簡易化の為にこのように記載される方も少なくありません。

  上記のように選手と監督をトレードしたり、不人気球団選手とのレートを監督で調整してトレードするのが一般的です。1対1のピントレなどもありますが、価値が一定かつ長期的に所持できる監督をお金のように貯めて、いざと言うタイミングで大量放出し、選手を取りに行くのが一般的でしょう。

  ここまでトレード機能の基礎について説明してきましたが、中にはこのトレード機能にて問題が発生するなんてことも、ままあります。今回はそんなトレード市場における闇深い問題について取り上げます。

【トレード市場における詐欺行為】

  あくまでトレードはユーザー同士で行われるものであり、運営が全てを監視することは難しいものであると思います。そういったルールの抜け穴を巧みに利用した詐欺行為等も一定数存在しているそうです。

①大量の監督カードの中に同レアの選手カードを混ぜて数を偽装している。

  これは昔よく行われていた詐欺行為の1つです。1回のトレードで大量の監督カードがやり取りされる場合、その中に複数枚の選手カードを紛れ込ませていても気づかないことが考えられます。パッと見では見分けがつかない人もいるでしょう。現在ではあまり見かけなくなった手法ですが、2013、2014当時はよく見かけられた常套手段でした。

②上限を越えるトレードで、2回目のトレードが行われない。

  1回のトレードで交換出来る選手の上限は50枚なので(恐らく…)、100枚を2回に分けてトレードします。みたいな提案は詐欺に会う可能性が極めて高いと言えます。2回目のトレードが行われる保証なんてどこにもないですからね。運営からもこういったトレードに対しての声明が発表されており、このような提案には乗らないことが大切です。

RMT(リアルマネートレード)

  これは運営からも強く禁止されている行為でありますが、最もユーザー数が多かった2014年辺りから現在に至るまで存在している悪しき風習と言えます。現実世界での現金の受け渡しが行われた後、ゲーム内でトレードによる取引がなされるという行為ですが、こちらも先程と同様に、現金の受け渡しの後にトレードが行われる保証などありません。このような行為が蔓延してしまうと、トレード機能そのものを根本的に否定することになりかねませんので、あくまでもゲーム内でのやり取りに留めることを意識しましょう。

④代理覚醒・相互覚醒

  こちらは復帰してから初めて知ったのですが、現在のトレード市場ではトレンドになりつつある方法だそうです。プロ野球PRIDEでも重要な要素を持つ『覚醒』。こちらは同じ選手カード同士で強化することで更に強くなるという強化方法の1種であり、ガチャで被ったり、自球団カードでない場合、トレード不可のカードが当たった場合などに市場に出し、覚醒を代理することで報酬を受けるというものです。しかし、こちらも2回に分けた複数トレードに当てはまる為、自分のカードが戻ってくる保証はありません。こういった時の為に保証として事前に監督カードなどを渡しておくやり方もあるそうですが、問題が起こる前に不安な方は取らない方が無難な選択肢と言えるでしょう。

  他にも様々な問題が存在するトレード機能ですが、あくまで自己責任であるということを忘れないようにしてください。メッセージなどで取引内容に納得ができるか、トレード画面での選手の確認を怠らないこと、これらを意識すれば問題に巻き込まれることは防げるでしょう。通報機能なども存在しますが、自分のトレードは自分で責任をもって行うことを忘れないようにしてください。

  さて、今回のお話はここまでにしておきます!(かなり長くなってしまったので…)

  次回は古参の方必見!12年の歴史から紐解くコレクターの世界についてご紹介します!ご期待ください!!! ではでは!